
飲食店の掃除チェックシート完全版!テンプレート+運用ポイントで衛生管理を見える化
2025.09.04
目次
飲食店の営業に欠かせない「掃除業務」。しかし、現場では「誰が・いつ・どこを・どのレベルで掃除するか」が明文化されていないことも多く、スタッフによって対応の質が異なる、あるいは重要な清掃が抜け落ちるといった課題を抱えている店舗も少なくありません。
そこで今、再び注目されているのが「清掃チェックシート」の活用です。本記事では、2025年の現場課題や清掃体制の変化を踏まえた「最新型チェックシート」の作り方と運用法を、テンプレート付きで解説します。
なぜチェックシートが必要なのか?飲食店における役割と重要性

ここ数年で、消費者の衛生意識は大きく変化しています。2024年3月に実施されたリ・プロダクツ株式会社の調査では、75.6%の消費者が飲食店を選ぶ際に「店内の清潔さ」を重視しており、これは満足度や再来店意欲とも80%台で強く結びついていることが明らかになりました。
つまり、「掃除が行き届いているかどうか」は、店舗運営における顧客満足やリピーター獲得に直結する重要な評価軸だといえます。
一方で、スタッフの多様化や清掃作業のデジタル化が進む中、従来通りの清掃体制だけでは、現場の複雑な課題に対応しきれないケースも増えてきました。たとえば、「スタッフによって清掃レベルにばらつきがある」「対応漏れが発生する」といった声も多く聞かれます。
こうした背景から、最近では「清掃チェックリストの作成・アップデート」が飲食店の現場で注目されるようになっています。
「何を・いつ・誰が?」が一目でわかる!チェックシートダウンロード

では、どのようにチェックリストを作成すれば良いのでしょうか。清掃は、「項目」と「頻度」の2軸で設計するのが基本です。こちらのチェックシートでは、日次・週次・月次といった清掃頻度ごとに、エリア別の清掃内容と担当者を明確に整理しています。
たとえば、日次清掃では客席・床・トイレ・厨房などの基本的な清掃に加え、ロボットのバッテリー確認までを含めています。また、週次・月次では、換気扇フィルターや照明・冷蔵庫といった普段見落としがちな箇所まで網羅。
このように、「どの場所を」「いつ」「誰が」担当するのかが一覧化されているので、現場のスタッフが迷わず実行でき、清掃の抜け漏れや属人化を防ぐことができます。
清掃を「人手だけで担う」のは難しくなっている?

このように、チェックリストを導入することで、清掃業務の抜け漏れや属人化は大きく軽減。現場の業務負担を平準化し、対応品質のバラつきも防げるようになるのです。
ただし、現場からは「仕組みがあっても、そもそも時間が足りない」「人手が確保できない」という声も少なくありません。特にピークタイム前後や閉店作業の時間帯は、接客・片付け・発注などに追われ、清掃が後回しになりがちです。
その結果、チェックリストがあっても忙しさで掃除が形骸化してしまうといった課題が発生することもあります。つまり今は、「清掃のやり方」以前に、「清掃にリソースを割けない構造」こそが本質的な問題となっているケースも考えられるのです。
ロボット清掃の活用で、「チェックリストを機能させる」体制づくりへ

清掃にリソースを避けない企業は、どのように対応しているのでしょうか。人手不足が業界全体の課題に上がる中、最近では「ロボットを含めた清掃体制の再設計」が注目されています。チェックリストを整備し、それを確実に・毎日回す仕組み化が重要です。そこで効果的なのが、一定のエリア・時間帯をロボットに任せるという運用方法です。
たとえば、水拭き対応の清掃ロボットは、設定したルートを自動走行しながら、定着しやすい黒ずみや油汚れも安定して除去します。スリム設計の機種であれば、椅子の下やテーブルの間といった人手での清掃が難しい場所にも対応可能です。
このように、 人とロボットの役割を最初から整理したうえで、「人手をかけるべき場所」と「自動化できる場所」を分けてチェックリストに反映すれば、運用負担は大きく軽減され、清掃品質も安定します。
ROBOTIでは、業務用小型清掃ロボットを展開中!
飲食店のホールや厨房のように、椅子やテーブルの下・狭い通路・入り組んだ動線など、清掃が難しい場所は多くあります。ここからは、狭いスペースにもスイスイ入り込み、フロアのすみずみまできれいに清掃する「ROBTOTI(ロボティ)」の「RACLEBO(ラクリボ)」シリーズ3機種を紹介します。
RACLEBO slim pro|水拭き対応!高さ8.6cmの最小サイズで狭小スペースも楽々
水拭き・乾拭き両対応の最新モデル。幅33cmのスリムタイプかつ高さも8.6cmとコンパクトで、テーブルや椅子の脚の間もスイスイ走行可能。業界でも珍しい「業務用・超小型」サイズで、水拭き清掃を自動化できます。
RACLEBO slim|直径2cm程度のゴミも清掃する強力吸引!34cmのコンパクト設計
直径34cm、高さ10cm程度のコンパクトサイズのため、椅子やソファの下、また細々とした場所でも止まることなく清掃。また、壁際0cmまで届く長めのブラシが両側についており、細かなゴミも掻き取ります。
RACLEBO|広範囲対応!掃き・乾拭き・水拭きの多機能ながら圧倒的スリム
3機能を搭載した高機能ロボット。標準サイズで広めのフロアにも対応でき、飲食店だけでなく、ホテルや商業施設の共用部清掃にも適した汎用性の高い1台です。同程度の性能を持つ大型機種と比べ、圧倒的にリーズナブルなのもポイントです。
【まとめ】チェックリスト×ロボットで、現場に最適な清掃体制を

飲食店の清掃体制には、「これさえやればOK」という唯一の正解はありません。店舗の広さ、レイアウト、営業時間、スタッフの人数やスキルなど、条件は店ごとに大きく異なるからです。
そこで今、注目されているのが「清掃チェックリストのアップデート」と「ロボット清掃の併用」による、属人化しない・抜け漏れのない清掃体制づくりです。
ロボットに任せられる部分は機械で効率化し、人の手が必要な部分には人的リソースを集中させる。そうした役割分担をあらかじめ整理し、チェックリストに落とし込むことで、無理のない運用と安定した清掃品質が両立できます。
ROBOTIでは、店舗規模や課題に合わせた業務用ロボットのご提案に加え、清掃体制のヒアリングから、チェックリストの見直し・トライアル導入・補助金活用支援まで一貫してサポートしています。
「今の体制、どこから見直せばいいかわからない」「ロボットも気になるけれど、まずは現場を整理したい」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。