業務用清掃ロボットの5つのデメリット|導入前に必見、課題の解消策をご紹介します
2023.09.08 (更新日:2023.09.14)
目次
現在、飲食店やホテル・旅館など多くの業界が直面している課題の一つである「人手不足」。
人手不足から起因して、
●「掃除箇所が多く他のことに手が回らない」
●「一人のスタッフの担う身体的・精神的な負担が大きい」
●「人件費高騰で人手を新たに雇うのが困難」
などという課題も浮き彫りになっています。それを受け、スタッフに代わる存在として、業務用清掃ロボットの導入が加速しつつあります。
しかし、初めて業務用清掃ロボットを導入する場合、どのようなデメリットや課題があるのか、事前に準備しておくべきことはあるのかなど、不明点も多いのではないでしょうか。そこで今回はお客様からいただいた清掃ロボットに関する懸念点から、それらの解消策までをご紹介します。
※今回、飲食店やホテル、介護施設などにおすすめな当社製品の小型業務用清掃ロボットRACLEBO(ラクリボ)の機能を例に挙げています。
業務用清掃ロボットの5つのデメリットとは?現状の課題
①テーブルや椅子の下などのきめ細やかな清掃が難しい場合がある
業務用清掃ロボットは家庭用よりも大きい分、オフィスや飲食店などスペースが限られている場所での作業は苦手という印象をお持ちの方もいらっしゃると思います。大型ロボットの場合、複雑な配置のエリアや家具の下など、アクセスが難しい場所に到達できない場合があります。
解決策:小・中規模施設向けにおすすめのコンパクトタイプの清掃ロボットを選ぶ
業務用でありながら高さ20cm以下でコンパクトタイプの業務用清掃ロボット導入がおすすめです。壁まで約3cmのところまで清掃可能で、テーブルや椅子の下などの狭い場所まで清掃できる機種も販売されています。
②日々の業務に追われ、清掃のし忘れが発生する場合がある
飲食店などの店舗において限られた時間内に清掃を完了させることは、多忙な日常業務をこなす中で、重要な課題です。業務用清掃ロボットは清掃にかかる時間を逆算し、清掃開始時間にスタートボタンを押す必要があります。しかし、仕込みや準備などに追われ、決まった時間に清掃開始ボタンを押し忘れて、清掃できていなかったなどという事態に陥りかねません。
解決策:専用アプリから清掃予約システムを活用
業務用清掃ロボットには、特定の時間に自動的に作業を開始するタイマーを備えた予約機能があります。また、清掃終了時間の予約もできるため、“1時間だけ清掃させたい”なども可能。予約システムの活用で、適切なタイミングに清掃を行えます。
③スムーズに走行するための床面整備が必要な場合がある
お客様から「業務用清掃ロボットに興味はあるが環境の制約によって導入が難しいかもしれない」という声をいただくことがあります。例えば、フロアに段差がある・通路幅が狭いなど。
解消策:まずはトライアルでチェック、
それでも難しければレイアウト変更・ロボットの設定で対応
ロボットの稼働ができるかどうかを確認するために、まずはトライアルを実施することをおすすめします。段差については0.5cm程度の凹凸、傾斜については3〜5°の斜面であれば走行可能な機種が販売されています。
それでも難しい場合は、走行が難しい場所に簡易なスロープを設置したり、そこを除外設定してロボットが通らないようにしたりと、さまざまな工夫が可能です。環境に関して不安要素があれば、一度販売店に相談してみると良いでしょう。
④操作が難しい場合がある
業務用清掃ロボットを初めて利用する際、その操作に戸惑うことがあります。設定が多く、初めて触れる人々にとっては操作が難しいと感じられることもあるでしょう。
解消策:専用アプリでシンプルな操作が可能
専用アプリの活用で、直接ロボットを操作する手間や複雑さを回避できます。また、予約機能を使うことで、清掃作業終了後は自動的に充電ステーションに戻り、充電を開始することも可能。ロボットに触れることなく清掃を完了させられます。
⑤細かいメンテナンスが定期的に必要な場合がある
清掃ロボットが床の自動掃除を手助けしてくれる一方で、清掃後に汚れたモップやブラシを取り外して手で洗う必要があると、面倒だと感じる方も多いでしょう。
解消策:自動洗浄可能なモップやブラシを搭載したロボットを選ぶ
浄水・汚水タンクがセットになっており、それを設置するだけで自動で洗浄が可能な業務用清掃ロボットを選ぶことで、定期的な手作業のメンテナンスは不要になり管理の手間が省けます。
まとめ
①テーブルや椅子の下などのきめ細やかな清掃が難しい場合がある
解消策:小・中規模施設向けにおすすめのコンパクトタイプの清掃ロボットを選ぶ
②日々の業務に追われ、清掃のし忘れが発生する場合がある
解消策:専用アプリから清掃予約システムを活用
③床面の環境整備が必要な場合がある
解消策:トライアルで確認し、スロープ設置・除外設定でルートを調整
④操作が難しい場合がある
解決策:専用アプリでシンプルな操作が可能
⑤細かいメンテナンスが定期的に必要な場合がある
解消策:自動洗浄可能なモップやブラシを搭載したロボットを選ぶ