
飲食店での掃除ロボット複数導入って本当にお得?価格やメリット・デメリットを比較!
2025.07.25
飲食店にとって欠かせない業務の一つである「掃除」。一方で、営業後の床掃除はスタッフの負担が大きく、以前から省力化が検討されてきました。昨今、店舗単位の衛生管理に厳しい視線が注がれる状況から、業務用掃除ロボットを複数店舗へ導入するチェーン店が増加しています。導入企業が掃除の省力化や、店舗を超えた衛生管理のしやすさを評価する一方、「結局運用状況に差が出るのでは」「長期的に定着するか」といった不安の声も。
今回は、飲食チェーン店の掃除ロボット複数店舗導入に焦点をあて、運用のポイントを解説します。
複数店舗一斉導入のメリット【3選】
掃除ロボットを導入する際、「まずは1店舗から」と考える方も多いかもしれません。しかし、見落とされがちなのが「複数店舗への一斉導入」ならではのメリット。ここでは、そんな一斉導入のメリット3つをご紹介します。

1.コストメリットの拡大
複数台を同時に導入すれば、メーカーのボリュームディスカウントが適用され、お得に導入できる場合もあります。
実際に、導入方法によってどれくらいのコスト差が出るのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここで、「1台ずつ順次導入」と「まとめて一斉導入」を比較した場合の導入費用シミュレーションをご紹介します。
<本当にお得なの?価格比較>

※本記事のシミュレーションは、1台あたり20万円のロボットを基準に算出した一例です。
※ご導入台数が増える場合、割引率が高くなるケースもございます。
さらに、補助金の採択率向上の可能性があるのも見落とせないポイントです。1店舗でのみ使用する場合と比較して、一斉導入は企業全体に与えるインパクトが大きいため、「業務改善効果が明確かつ効果的」と見なされ補助金申請の採択率が高まると言われています。実際に、掃除ロボットの導入計画全体の規模感と具体性が評価され、補助金の採択に至ったケースも。補助金活用をお考えの方は、一斉導入の検討をおすすめします。
2.清掃品質の均一化
人の手による清掃では、どうしても店舗によって掃除の質がばらつきがち。一店舗ずつの掃除ロボット導入も、店舗単位の清掃品質改善には効果的ですが、全店舗で同等の基準を実現するのには時間がかかります。全店一斉導入であれば、チェーン全体での衛生水準を一気に高め、「どの店舗に行ってもきれい」をいち早く実現可能。スピード感のある、全店規模での衛生管理対策はブランド全体のイメージ向上にもつながるでしょう。
3.教育・運用ルールの統一
同じ種類の掃除ロボットを導入することで、全店舗共通のマニュアルや研修が整備しやすいのも嬉しいポイント。現場での運用ルールも統一でき、ノウハウ共有やトラブル対応もスムーズに。導入後の管理・定着のしやすさは、省力化を狙うなら抑えておきたい観点です。
でも…複数店舗導入において考えられるデメリット【3選】とその解決策

一斉導入のメリットは理解していても、「長期的に運用できるか不安」「店舗ごとにロボットがうまく動かないのではないか」といった懸念を持たれる方も多いのではないでしょうか。ここでは、よく聞かれる声とその解決策をまとめました。
懸念1:「掃除ロボットは壊れやすそう。メンテナンスも面倒そう」
掃除ロボットの導入にあたっては、製品の耐久性やメンテナンスの手間を不安視する声が多くあります。特に、長期間安定して使えるのか、頻繁な故障がないかを気にされる方が少なくありません。

週1回の簡単なメンテナンスが、長期運用を叶える!
しかし、実際には、掃除ロボットの多くは、週に1回、たったの10分ほどの簡単な点検・掃除をするだけで、長期間安定して使える安心設計。日々の備品チェックの項目に、掃除ロボット点検を追加するなど、導入して終わりではなく、ルーティーン化することで長期的な運用を実現しましょう。
懸念2:「全店舗のスタッフがロボットをうまく使いこなせるか不安」
全店舗での運用を考える際、現場スタッフが問題なく操作できるのかを懸念する意見もよく聞かれます。誰でも簡単に扱えるのか、店舗間で差が出ないかが課題になりがちです。

複雑な操作は一切不要!簡単な使用方法のロボット
しかしながら、近年ではボタンひとつで操作できるような、シンプルな仕様のものが主流。また、全店で導入機種を統一すれば、共通のマニュアルや研修を準備でき、よりスムーズな運用につながります。メーカーによっては、店舗向けマニュアル作成に対応している場合もあるため、一度相談してみることがおすすめです。
懸念3:「店舗ごとにレイアウトが違うから、ロボットが対応できるか不安」
店舗ごとの異なるレイアウトや環境条件に、ロボットがしっかり対応できるのかという不安もあります。通路幅や障害物の有無など、物理的な違いが支障にならないかを気にされるケースが多いです。

走行環境に応じた事前チェックで安心運用
そこで、実際の導入前に、現地環境に応じた走行環境に問題がないか、写真などの資料をもとに事前確認を行えるケースも多数あります。導入メーカーを選ぶ際にはそのサポートがついているか、注意して選ぶと良いでしょう。導入前に狭い通路・障害物などへの対応可否を確認できるため、「うちの店舗で本当に使える?」という不安も解消できます。
複数店舗への導入成功事例
では、実際の店舗ではどのように運用されているのでしょうか。ここでは、ROBOTIの「RACLEBOシリーズ」を導入し、現場定着を実現された2社の事例をご紹介します。
株式会社1&D様
焼肉ブランド「ワンカルビ」などを展開する1&D様では、小型掃除ロボット「RACLEBO」を数十店舗で一斉導入。複数店舗展開に向け、ラッピング用のオリジナルシール作成サービスを活用して、マニュアルを作成。メンテナンスや使用方法を簡単にまとめたガイドシールをロボット上面に貼ることで、現場スタッフがその場でマニュアルを見ながら操作できる状況をつくりました。

現場からは、「掃除の手間が減った」「清潔感をお客様に伝えやすくなった」といった声が上がり、スタッフ・顧客双方の満足度が向上。店舗単位の運用を見据えた対策が功を奏した、チェーン店での成功事例といえるでしょう。
タリーズコーヒージャパン株式会社様
タリーズコーヒー様では、開店前やアイドルタイムの掃除を、掃除ロボットによる自動清掃へ切り替え。複数店舗への一斉導入により、ボリュームディスカウントを適用した特別価格でコストを抑えてスタートできました。
導入後、スタッフは接客や商品提供などのコア業務に集中でき、少人数でも店舗運営がスムーズに回せるように。スタッフの負担軽減はもちろん、店舗全体のサービス品質が向上し、現在では「掃除ロボットが業務効率化のツールとして確かな効果を発揮している」との声をいただいています。
複数店舗への掃除ロボット導入はROBOTIにご相談を
今回は、飲食チェーンにおける掃除ロボットの複数店舗一斉導入についてご紹介しました。店舗単位の課題解決を超えた、チェーン全体の業務効率化やサービス品質向上、コストメリットを感じていただけたでしょうか。
ROBOTIでは、こうした複数店舗導入を安心して進めていただくため、トライアル導入や補助金活用のご提案をはじめ、本格展開までをトータルサポート。導入後のスタッフ研修や、長期運用を見据えた保守フォローまで、「使い続ける」ためのご支援も行っています。
チェーン店での掃除ロボット導入にお悩みの方は、まずはお気軽にROBOTIにご相談ください。