
清掃コストを削減するには?費用の最適化とオフィス・現場の衛生維持を両立させるコツ
2025.05.28 (更新日:2025.06.04)
目次
会社のコスト見直しにあたって、オフィスの清掃費を削減できないか検討している企業も多いでしょう。オフィスの清掃費用は必要経費ですが、できる限り抑えたいものですよね。ただ、むやみに清掃費を縮小すると、作業効率や品質の低下を招き、逆効果になりかねません。
今回は、清掃コスト削減と現場の衛生維持を両立させるコツを解説します。
清掃コスト削減のために知っておきたい基礎知識

まず、オフィス清掃の基礎知識となる清掃業務の種類と、清掃コストの算出方法について確認していきましょう。
清掃業務の種類
オフィス清掃には、大きく分けて次の3種類があります。
清掃の種類 | 概要 | 具体例 |
---|---|---|
日常清掃 | 毎営業日もしくは決まった曜日に行う日常的な汚れの清掃 | ・掃き掃除 ・吸引清掃 ・乾拭き ・水拭き など |
定期清掃 | 日常清掃でまかなえない汚れの除去・環境整備のために月に数回行う清掃 | ・フロア床材のワックスがけ ・カーペット洗浄 ・空調設備のフィルター清掃 など |
特別清掃 | 日常清掃・定期清掃の範囲外となるひどい汚れや特殊環境の衛生管理のために年に数回行うスポット清掃 | ・高所の窓やガラスの清掃 ・空調設備の内部清掃 ・照明器具の清掃 ・外壁清掃 など |
上記のうち、清掃コスト削減のために見直すべきポイントは日常清掃と定期清掃です。特別清掃はそもそも回数自体が少なく、現代の技術ではまだ別の方法での代替が難しい工程も多いため、削減の余地があまりありません。日常清掃や定期清掃におけるムダな工程を省くことで、清掃コストが最適化できます。
清掃コストの内訳
清掃コストは「清掃時間×人件費」で成り立っています。さらに人件費は「直接人件費」と「間接人件費」の2種類に分かれます。直接人件費の内訳は、清掃スタッフの基本給と交通費です。一方、間接人件費は各種保険料や管理・教育費、清掃の資機材などをまとめた費用となります。
清掃コストを削減したいときに見直すべき4つのポイント

清掃コスト削減にあたっては、次の4つのポイントを見直す必要があります。
- 1.清掃の頻度
- 2.清掃の工数
- 3.清掃スタッフの人数
- 4.清掃用具
1.清掃の頻度
清掃コスト削減のためにできる最もシンプルな方法は、掃除の回数を減らすことです。清掃の回数が多いと、その分コストも増加します。したがって、単純に掃除の回数を減らせば、清掃にかかる費用が抑えられるという仕組みです。
ただし、やみくもに清掃回数を減らすだけだと、衛生環境が悪化し、清掃の負担がより大きくなってしまいかねません。場所ごとに必要な頻度を見極め、清掃時間を細分化するとともに、清掃品質を高めることで衛生環境の維持とコスト削減が両立できます。
2.清掃の工数
清掃コスト削減を図るときは、現在の清掃工数に無駄がないかどうかをチェックしましょう。
清掃には吸引、掃き、乾拭き、水拭きなどさまざまな工程があり、フロア床の材質や汚れ具合などによって必要な工数が異なります。例えば、ビニル製の床材には、吸引・掃き掃除のほか、水分や油汚れ、黒ずみを落とすための日常的な水拭き・乾拭きが必要です。一方、タイルカーペットといった床材なら、日常清掃には高吸引力の掃除機で対応したうえ、1カ月〜数カ月に1回程度の定期清掃が推奨されます。不要な工数を減らし、工程を最適化することで、清掃コストが最小限になるでしょう。
3.清掃スタッフの人数
清掃専門のスタッフを雇用していたり、外注していたりすると、その分費用がかさみます。したがって、清掃スタッフの数を現在より少なくすれば、清掃にかかる人件費を抑えることが可能です。
特に人の手による清掃だと、スタッフによってスキルに差があるため、人数が多ければ効率や品質がよくなるとは限りません。清掃スタッフを少数精鋭にしたり、質のよい清掃サービスに乗り換えたりすることで、最小限の人数で最大限の効果が得られます。また、ロボット掃除機の導入も、清掃業務の省力化・効率化に伴うコスト削減を叶える有効な手段の一つです。
4.清掃用具
清掃に使用している道具や機材を高機能なものに入れ替えることで、作業効率アップや人件費削減につながり、コストが抑えられます。
オフィス清掃のコスト削減を検討している際におすすめのツールは、全自動の業務用清掃ロボットです。ロボットにはAIによる高精度な清掃機能が搭載されており、人の手とは異なり品質の差やミスなどの心配がないため、清掃効率が格段にアップします。あらゆる清掃工程を1台でこなし、人件費の削減およびスタッフの負担軽減にもつながるでしょう。イニシャルコストがかかるものの、補助金や助成金を活用するほか、レンタルも検討することでコストを抑えて導入できます。
清掃コスト削減の際にやってはいけない2つのこと

清掃コストを削減したいからといって、次の2つのことは逆効果になるのでやってはいけません。
- 清掃品質を落とす
- 従業員の負担を増やす
清掃品質を落とす
清掃コストの削減のために、清掃品質を落としてしまうのはナンセンス。オフィス清掃は、社内の衛生向上および社員の健康維持に欠かせない要素です。清掃の行き届いた清潔かつ快適な環境が提供できれば、仕事も捗り、より良い商品・サービスの創出につながります。
また、きれいなオフィスで働きたいと考える人も多いため、清掃は優秀な人材確保にも影響します。清掃の品質を落とすのではなく、いかに効率化できるかを考えましょう。
従業員の負担を増やしすぎる
清掃コスト削減のために、別の業務を担当している従業員の負担を増やしすぎないよう注意してください。従業員の負担を過度に増やすと、本業であるコア業務の生産性や本人のモチベーションの低下を招くでしょう。
従業員に協力を求めるなら、簡単な身の回りの清掃や、オフィス設備の使用方法に関する注意喚起といった些細なことに留めることをおすすめします。
清掃コスト削減を実現するなら「ROBOTI」
従業員の負担を増やさずに清掃品質の維持・向上を図りたいなら、業務用清掃ロボットを活用してみませんか。業務用清掃ロボットの導入を検討する際は、ぜひ「ROBOTI(ロボティ)」へご相談ください。
ROBOTIとは
「ROBOTI」では、次のようなサービスを一気通貫で提供します。
- 業務用清掃ロボットの選定
- トライアル・PoC(運用効果実証)
- 最適な導入プランの提案
- 導入支援
- 保守運用サポート
- 助成金・補助金の相談受付
業界トップクラスの豊富な品揃えから、導入する目的や場所に合わせて最適な機種をご提案。メーカー直販価格でリーズナブルなオリジナル機種も取り揃えています。導入前には、トライアルと費用対効果の検証を実施したうえで検討できるので安心です。
購入のほか、レンタルサービスもあり、予算や要望に合わせて選べるのもポイント。導入時の設置や初期設定、運用中の調整や各種相談といった保守サポートもおまかせください。
また、ロボット購入の際に申請できる助成金・補助金に関するアドバイスも行っているため、費用を抑えて賢く導入できます。
清掃コスト削減に成功したROBOTIの導入事例
「ROBOTI」は、清掃コスト削減を課題とする企業から選ばれた実績も豊富です。
「介護老人保健施設 国立あおやぎ苑」様の事例

清掃業務の外注費用の削減を課題としていた「介護老人保健施設 国立あおやぎ苑」様。リーズナブルな機種選定と補助金の活用で、費用を抑えて複数台の清掃ロボットを導入しました。機能やサイズの異なる清掃ロボットを適材適所で使い分けることで、複数棟の清掃にかかるコスト削減に成功しています。
「エナジーウィズ株式会社」様の事例

「エナジーウィズ株式会社」様では、従来オフィス清掃を従業員が始業前に行っており、人的コストがかさんでいました。そこでROBOTIオリジナルの業務用小型お掃除ロボット「RACLEBO」を導入し、全自動清掃を実現。清掃時間と人的コストの削減に貢献しています。
まとめ
清掃コストを適正に削減するには、ただ頻度や工程、人数を減らすだけではなく、デジタルツールを活用したDXが求められます。業務用清掃ロボットを導入すれば、清掃品質を落とすことなくコストカットが可能です。
業務用清掃ロボットの導入なら「ROBOTI」へおまかせを!まずは一度ぜひお気軽にお問い合わせください。