
業務用お掃除ロボットのバッテリーの寿命はいつ?交換時期の目安や長持ちさせるコツ
2025.04.08 (更新日:2025.04.09)
目次
お掃除ロボットの技術は日増しに進歩し、すでに幅広い業界・業種で活躍しています。社会問題となっている人手不足の解消だけではなく、サービスの質や生産性の向上にも貢献するとして、注目度が急上昇している最新技術の一つです。
しかし、お掃除ロボットは機械である以上、いつかは寿命が訪れるもの。機種や使用頻度によって異なりますが、それぞれ耐用年数が定められています。
今回は、業務用お掃除ロボットの平均寿命と、バッテリー交換の目安となる症状をご紹介。寿命をより長持ちさせるコツもお伝えします。
業務用お掃除ロボットのバッテリー寿命

業務用お掃除ロボットの一般的なバッテリーの寿命は、機種や使用頻度・状況によっても異なりますが、平均2〜3年です。本体の一般的な耐用年数が5〜6年程度であることを考慮すると、1体あたり使用期間中2〜3回程度のバッテリー交換が必要となります。稼働量が多いと、バッテリーの消耗がさらに早まるでしょう。
業務用お掃除ロボットのバッテリー交換の目安となる症状

業務用お掃除ロボットを運用している際、次のような症状が出たときは、バッテリー交換の目安です。
- 電源を入れても起動しない
- 稼働中に停止する
- 充電の持ちが悪くなる
- 吸引力が落ちる
- 機能の精度が低下する
- 過度に発熱する
電源を入れても起動しない
業務用お掃除ロボットの電源を入れても起動しないときは、バッテリーの寿命がきたサインです。主電源やアダプタ、ロック機能が原因となっている場合もありますが、チェックしてもそれらに該当しない場合は、寿命による可能性が高いといえます。
稼働中に停止する
業務用お掃除ロボットのバッテリー寿命が近づくと、性能が落ち、途中で突然停止することが増えます。保護装置による途中停止の可能性もありますが、理由なくたびたび起こる場合は、寿命がきているのかもしれません。
充電の持ちが悪くなる
業務用お掃除ロボットの充電の持ちが以前より悪くなり、稼働時間が短くなったと感じるときは、業務用お掃除ロボットのバッテリーの寿命を疑いましょう。バッテリーが劣化すると消耗が早くなり、充電サインを出すことが増えてきます。
吸引力が落ちる
バッテリーの寿命が近づくと、業務用お掃除ロボットの性能が低下し、吸引力が落ちる傾向にあります。本来、お掃除ロボットの作業の質にはムラがないため、吸引力の低下は何らかのエラーサインです。フィルターのゴミ詰まりによって吸引力が低下することもありますが、掃除しても解消しない場合は、バッテリーに原因があると考えられます。
機能の精度が低下する
業務用お掃除ロボットの機能の精度が落ちている状況は、誤作動や効率低下により、バッテリーに負荷を与えます。センサーの汚れが原因となっているケースもあり、メンテナンスにより復活する可能性もありますが、バッテリーに影響が出ている場合は交換するしかありません。
過度に発熱する
お掃除ロボットが発熱している場合は、バッテリーに異常が生じている恐れがあります。充電時に多少発熱するのは正常ですが、触れないほど熱くなる場合は危険です。最悪の場合、発火やケガのリスクもあるため、早急な対処が必要となります。
業務用お掃除ロボットのバッテリー寿命に悪影響を与える要素

業務用お掃除ロボットを運用する際、次のような使い方をしていると、バッテリー寿命が通常より早まる可能性があります。
- 頻繁な使用
- 不十分なメンテナンス
- 不適切な環境条件
頻繁な使用
業務用お掃除ロボットのバッテリーは、使用頻度が高いほど消耗します。バッテリーに汚れやダメージが蓄積され、寿命を早めてしまうためです。したがって、業務用お掃除ロボットを運用する際は、次のような使い方は極力避けましょう。
- 対応面積に合わない範囲を清掃させる
- 充電切れになるまでノンストップで稼働させる
- 超高層ビルなど多層階の清掃をすべて1台のロボットにまかせる
また頻繁な使用は、バッテリーだけではなく、ブラシやモーター、フィルターなどにも負荷が大きいためお掃除ロボット本体の寿命も短くなります。事前に対応面積を確認のうえで導入するほか、必要に応じて複数台の運用も検討するほうがよいでしょう。
不十分なメンテナンス
お掃除ロボットを長持ちさせるには、正しいメンテナンスが欠かせません。業務用としてお掃除ロボットを使用していると、清掃範囲の広さやフロア内の汚れの度合いなどの理由から、ゴミやホコリが溜まりやすいためです。
ブラシやフィルター、センサー部分にゴミやホコリが詰まったままだと、モーターを過剰に稼働させ、バッテリーにも大きな負担を与えます。
不適切な環境条件
ロボット掃除機のバッテリーは、極端な温度や多湿、直射日光などでダメージを受けます。また、充電を空にした状態は、機体が過放電しやすい状態になるので注意しなければなりません。
過放電とは、充電容量が0%にもかかわらず、エネルギーを放出し続ける現象です。そのまま放置すると、安全に放電できる最低値を下回る深放電となる恐れがあり、バッテリーがショートするリスクが高まります。
業務用お掃除ロボットのバッテリー寿命を延ばす5つの方法
業務用お掃除ロボットをより長持ちさせる秘訣は、次の5つです。

- こまめに手入れする
- 充電を空のままにしない
- ルート上の障害物を減らす
- 高温多湿を避けて保管する
- 定期的に点検に出す
こまめに手入れする
業務用お掃除ロボットの使用後、ブラシやフィルターの汚れはこまめに清掃してください。清掃後に点検してゴミが溜まっていたらその都度取り除き、1〜2カ月に1回を目安に新品に取り替えましょう。また、自動ゴミ捨て機能があるとはいえ、汚れの蓄積や詰まりを完全に防げるわけではないため、清掃後のダストボックスのチェックも欠かせません。吸引の妨げとなる要因を取り除くことで、バッテリーへの負荷が減り、長持ちしやすくなります。
オフィスや現場に導入する際は、運用マニュアルに清掃の頻度を明記したり、担当者を決めたりするとよいでしょう。
充電を空のままにしない
過放電・深放電を避けるためにも、業務用お掃除ロボットのバッテリーを空にしたまま放置してはいけません。使用中はもちろん、保管時にも満充電し、数ヵ月に1回は再充電してください。
ルート上の障害物を減らす
清掃ルート上に障害物が多いと、センサーなどの機能を過剰に働かせることとなり、業務用お掃除ロボットのバッテリーに加わる負荷が大きくなります。オフィス・現場内での稼働を妨げるケーブルや段差などを極力減らし、スムーズに進行できるルートを確保するようスタッフに周知徹底しましょう。
高温多湿を避けて保管する
稼働環境およびステーションを置く場所は、高温・低温や多湿といった環境は適しません。温度変化の激しい倉庫内や、フロア内の直射日光の当たる区画などでお掃除ロボットを保管すると、ロボット掃除機のバッテリーの劣化が早まります。直射日光の当たらない、涼しい場所で稼働・保管するようにしてください。
定期的に点検に出す
業務用お掃除ロボットは、日々のお手入れを欠かさないことはもちろん、定期的にメンテナンスに出すことも大切です。点検や修理には費用がかかりますが、不具合を早期に解消することで、安定した品質が保てます。
運用を開始する際は、トラブルを相談しやすい窓口を確保しておくと安心です。保証期間の長い機種やサービスを選定すれば、機会損失が減らせるうえ、コストが最小限に抑えられます。
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さらに契約特典として、2〜3年分の消耗品をプレゼント。メンテナンスコストの負担も大きく抑えられるでしょう。
まとめ
お掃除ロボットのコストパフォーマンスを最大化するためには、バッテリーをいかに長持ちさせられるかが重要です。定期的にメンテナンスし、きれいな状態を保つことが、寿命を延ばす秘訣だといえます。