
水拭き兼用のロボット掃除機のデメリットとは?性能を底上げする3つの機能を紹介
2025.08.13
目次
業務用ロボット掃除機は、全自動で清掃業務が効率化できるお助けツールとして、オフィスや店舗、商業・宿泊施設などでの導入が進んでいます。近年は、吸引に加え、水拭き機能が搭載された便利な機種もリリースされ、さらに注目度が高まりました。
ただし、水拭き機能が付いたロボット掃除機を活用するには、メリットだけではなくデメリットがあることを理解したうえ、導入箇所に最適な機種を選定することが大切です。今回は、水拭き対応ロボット掃除機のデメリットを踏まえ、賢く導入するポイントを解説します。
水拭き機能付きロボット掃除機の魅力

はじめに、水拭きタイプのロボット掃除機とはどのようなツールなのかを説明します。
ロボット掃除機の水拭き機能とは
水拭き機能付きロボット掃除機とは、内部にウォータータンクを搭載し、水拭き清掃が可能な機種を指します。付属のモップにタンクの水が染み込む仕組みになっており、それを回転・振動させることで、水拭き清掃を行う仕組みです。
水拭きに特化した機種のほか、吸引や掃き、乾拭きといった一連の清掃作業がボタン一つで完了する3段階清掃が可能なものまで、さまざまなロボット掃除機がリリースされています。
水拭き機能付きロボット掃除機のメリット
水拭き機能の最大のメリットは、清掃の効率化です。飲食店の床や土足で利用するエントランス、フロアにこびりつきやすい黒ずみや油・食品の汚れのような、吸引では除去できない汚れをボタン一つできれいに清掃できます。また、水拭きをしてから吸引すれば、ハウスダストの原因物質の舞い上がりを防ぎ、効果的に清掃することが可能です。吸引や掃き掃除にくわえ、水拭きに対応する機種を導入することで、人の手でこなす作業が減り、清掃にかかる負担と時間のカットにつながります。
さらに、水拭きタイプのロボット掃除機なら、きれいに清掃できるのはもちろん、ホコリに含まれるアレルゲン・細菌の量や、舞い上がりを抑えられるので、医療施設や保育・教育機関のアレルギー対策にも効果的です。床の汚れを除去するだけではなく、くすみを緩和し、ワントーン明るくみせる効果も期待できます。衛生管理が徹底された清潔な床は、オフィスや店舗などのイメージアップにつながるほか、従業員の働きやすさにもよい影響を与えるでしょう。
導入時に気を付けたい水拭き機能付きロボット掃除機のデメリット

たくさんのメリットがある水拭きタイプのロボット掃除機ですが、その反面、利用上の注意点も存在します。以下では、水拭き機能が搭載されたロボット掃除機のデメリットを、3つの観点からみていきましょう。
コスト・管理面のデメリット
水拭き兼用ロボット掃除機のコスト・管理面のデメリットとして、次の3点が挙げられます。
- 導入・運用に費用がかかる
- メンテナンスに手間がかかる
- 衛生管理を要する
導入・運用に費用がかかる
水拭き機能を備えた高性能なロボット掃除機は、水拭きなしの機種より高額なため、イニシャルコストが高くつきます。また、導入後の使用頻度が高いほど、モップといった消耗品の消費量が増え、その分ランニングコストもかさむ可能性があります。
メンテナンスに手間がかかる
水拭き機能付きのロボット掃除機は、稼働の前後でモップの取り付けやウォータータンクの給水・排水などの作業が必要です。メンテナンスが不十分だと、清掃機能や効率が低下するほか、寿命を縮める原因にもなりかねません。
衛生管理を要する
水拭き機能付きのロボット掃除機は、その構造上、ウォータータンクやモップなどに水分や湿気が溜まりやすくなっています。濡れたまま放置すると雑菌の繁殖やニオイの原因になりやすく、その状態で稼働させると逆に不衛生です。導入の際は、十分な衛生管理と、汚れた消耗品の交換を徹底しましょう。
使用環境面のデメリット
水拭き兼用のロボット掃除機を導入する際は、環境に関する以下2つのポイントに注意が必要です。
- 使用できる床材が限られる
- 高い段差が越えられないことがある
使用できる床材が限られる
ロボット掃除機の水拭き機能が使えるのは、耐水性のある床材のみです。タイルカーペットや無塗装の無垢材など、水濡れに弱い床材が使用されているフロアでは稼働できません。誤って使用した場合、シミになるほか、カビやダニの繁殖の原因になる恐れもあるため、適用範囲は慎重に判断する必要があります。
高い段差が越えられないことがある
水拭き機能付きロボット掃除機は、高さのある段差を超えられない場合があります。モップを床に押し付けながら水拭きするという性質上、段差に引っかかってしまいやすくなるからです。なお、越えられる段差の目安は0.5cm程度ですが、機種によっては約0.2〜0.3cmの高さが限界ということもあります。特に小型のロボット掃除機だと、業務用でも越えられる段差の制限が厳しいため、事前に対応する高さを確認しておきましょう。
機能面のデメリット
ロボット掃除機の水拭きモードは便利な機能ですが、万能ではありません。ここでは、水拭き兼用ロボット掃除機の機能面のデメリットをみていきましょう。
水拭き機能だけでは十分な清掃はできない
ロボット掃除機の水拭き機能は、黒ずみの拭き取りや、水分や油分の多い汚れの除去に特化しています。そのため、単体では、すべての汚れを除去することはできません。フロア内すべてをきれいに清掃するには、多機能機種を導入するか、吸引機能の付いた機種と組み合わせて、適材適所で併用することをおすすめします。
ロボット掃除機の水拭き機能を最大限に活かすポイント

ロボット掃除機の水拭き機能を最大限に活かしたいなら、多機能機種を導入することをおすすめします。具体的には、次の機能が搭載されているかどうかをチェックしてください。
- 高性能なマッピング機能
- 多彩な清掃機能
- 便利なオートメンテナンス機能
高性能なマッピング機能
マッピング機能が搭載されていることで、AIが設定やアルゴリズムに従い、水拭きできないエリアを自動的に避けてくれるため、トラブルのリスクが軽減します。
多彩な清掃機能
吸引・水拭き兼用や、さらに掃き機能などを加えた多段階清掃に対応する機種を選定すれば、導入するフロアを選びません。水拭きのメリットを活かしつつ、効率的かつ効果的に清掃できるでしょう。
便利なオートメンテナンス機能
また、オートメンテナンス機能付きのロボット掃除機なら、ステーションでの自動水換えが可能となり、清掃作業の手間が大きく省けます。
水拭きだけじゃない!「ROBOTI」の多機能ロボット掃除機
ここからは、吸引と水拭きが兼用できる「ROBOTI(ロボティ)」の多機能ロボット掃除機2種を紹介します。いずれもメーカー直販価格でリーズナブルなうえ、2〜3年分の消耗品プレゼントも実施中です。ぜひチェックしてみてください。
おすすめ機種1.RACLEBO slim pro(ラクリボスリムプロ)
当社の業務用ロボット掃除機のうち、最小サイズとなる水拭き・吸引兼用機種です。特長は、一般的な業務用小型ロボット掃除機より一回り小さい直径33cm×高さ8.6cmというコンパクトなサイズ。狭いスペースにも入り込み、回転式モップでしつこい汚れもパワフルに除去します。稼働後の基本的なメンテナンスも全自動で行うため、運用管理に手間がかからないのもポイントです。
おすすめ機種2.RACLEBO(ラクリボ)
家庭用と同等の小型サイズながら、吸引・掃き・拭きの3段階清掃が可能な多機能機種です。拭き機能は、乾拭き・水拭きのいずれにも対応します。最大300m2の範囲に対応し、100m2あたり約60分で清掃することが可能です。中範囲に対応した機種の中では極めてコンパクトなサイズ感かつリーズナブルな価格で、気軽に導入できると好評を博しています。
まとめ
水拭き機能の付いたロボット掃除機は、非常に便利な反面、導入・運用にコストがかかるほか、稼働できる環境にも制限があります。また水拭き機能の性質上、十分なメンテナンスと衛生管理が必要です。費用を抑えて賢く活用するには、水拭きのみではなく、吸引や掃きなども兼用した多機能機種の選定をおすすめします。機能ごとに複数導入するより、圧倒的にリーズナブルかつ効率的な清掃が実現するでしょう。水拭きができる業務用清掃ロボットをお求めの際は、ぜひ「ROBOTI」へお問い合わせください。