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厨房で業務用掃除ロボットは使える? レストランの担当者視点で考えるできること・できないこと
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厨房で業務用掃除ロボットは使える? レストランの担当者視点で考えるできること・できないこと

2025.07.25

 近年、飲食・ホテル業界を中心に広く普及している業務用掃除ロボット。特に、お客様の目に触れるホールやロビーといった「見せる空間」での使用が一般的です。しかし、現場スタッフの本音として、「一番大変なのは厨房の掃除では?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

 油汚れや調理器具の隙間、限られた動線など、清掃の負担が大きい厨房。しかし自動化が難しそうなこの場所で、果たして掃除ロボットは本当に使えるのか?


 本コラムでは、厨房での掃除ロボット導入について、現場での実情や導入のヒントを交えながら解説します。

一般的な厨房清掃とは?現場でよく行われる清掃をタイプ別に解説

一般的な厨房清掃とは?現場でよく行われる清掃をタイプ別に解説

 そもそも厨房清掃にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは一般的な厨房清掃について、タイプ別にそれぞれの目的や作業内容を解説します。

1.床の清掃(滑り防止・衛生維持)

清掃頻度:毎日/営業後やシフト終了時
清掃担当者:現場スタッフ

厨房内でも特に油や水分、調理くずが集まりやすいのが床です。汚れが蓄積しやすい一方で、什器下や通路の奥などは見落とされがちであるため、日々の清掃でリスクを未然に防ぐことが求められます。

<主な清掃内容>
・床のモップ掛けや洗剤による洗浄
・頑固な油膜や食材のこびりつきの除去
・乾拭きと水拭きを使い分けた2段階清掃

2.排水口・グレーチングの清掃(詰まり・臭い対策)

清掃頻度:毎日〜数日に1回程度
清掃担当者:スタッフまたは業者

調理中に流れ出る油分や細かな食材くずなどがたまりやすい排水口まわりは、清掃を怠るとすぐに悪臭や排水不良の原因になります。特にグレーチングやその下部は、見た目には分かりにくいものの汚れが溜まりやすく、こまめな洗浄と目視点検が衛生維持に不可欠です。

<主な清掃内容>
・ゴミ受け・バスケットの洗浄
・排水口内部やグレーチングの洗浄
・配管部への軽度の中和洗浄

3.グリストラップの清掃(油脂の蓄積対策)

清掃頻度:週1回〜月1回
清掃担当者:スタッフまたは清掃業者

厨房で使用した油や食材カスを含む排水は、そのまま流すと排水管の詰まりや悪臭の原因になります。これを一時的にせき止める役割を持つのがグリストラップです。普段から簡易的に浮遊物や沈殿物を取り除いておくことが必要ですが、定期的に内部をしっかり洗浄しないと、ぬめりや悪臭、害虫の発生を招くリスクが高まります。

<主な清掃内容>
・浮遊物(油脂)・沈殿物の回収
・トラップ槽内の洗浄
・脱臭や詰まり予防のための薬剤処理

4.作業台・冷蔵庫など備品の拭き上げ

清掃頻度:毎日(シフト中または終了時)
清掃担当者:スタッフ

厨房は食品を直接扱う場所であるため、調理器具や設備まわりの拭き上げは衛生管理の基本です。食材が触れる作業台や冷蔵庫の扉などは、見た目の清潔感だけでなく、食中毒や異物混入といったリスクを防ぐうえでも丁寧な清掃が欠かせません。

<主な清掃内容>
・作業台の洗剤拭き・アルコール消毒
・冷蔵庫・冷凍庫の扉や外装の拭き取り
・加熱機器周辺の油はね対策

厨房では、「床清掃」をロボットが代替?掃除ロボットの得意・不得意

 厨房清掃にはさまざまな作業がありますが、中でも床は汚れやすく、衛生面・安全面ともに重要度の高いエリアです。それにもかかわらず、什器の下や調理台まわりなどは清掃が行き届きにくく、つい後回しになりがちな作業でもあります。

 こうした厨房の床清掃こそ、自動化の力が発揮される領域のひとつ。掃除ロボットを併用することで、清掃の質と効率を両立できる可能性が広がります。

 では実際に、厨房という特殊な環境で掃除ロボットはどこまで活用できるのか?本章では、厨房でロボットが「できること」「できないこと」に分けて整理していきます。

ロボットが得意なこと

ロボットが得意なこと

・清掃品質の一定化:ロボットは機械のため、人の手で清掃を行うよりも清掃品質を一定に保つことが得意です。シフト担当により綺麗さに差が生まれてしまうという懸念解消はもちろん、店舗やエリアを跨いでも同一レベルの清掃品質を維持できるため、企業のブランド力向上にも貢献します

・営業時間外の長時間稼働:清掃時間を設定することで、人手が足りない夜間や閉店後の時間帯でも問題なく稼働。また、同じ場所を複数回清掃することも可能なため、清潔な状態を保てます。

人が得意なこと

人が得意なこと

・機器裏や狭所の清掃:什器の隙間や配線周りなど、ロボットが入りにくい箇所の掃除。
・突発的な汚れの対応:食材の落下や調理中のこぼれなど、すぐに対応が求められる場面。
・判断を伴う衛生管理:細菌繁殖の懸念がある場所など、視覚や嗅覚を用いた判断や対応。

 このように、掃除ロボットと人それぞれの得意領域を理解し、役割分担を前提にした導入を進めることで、厨房清掃はより効率的で現実的なものになります。次章では、こうした「ロボット活用を成功させるための工夫」についてのポイントを解説します。

掃除ロボット導入で差がつく!効果的に使うためのポイント3選

掃除ロボット導入で差がつく!効果的に使うためのポイント3選

 厨房清掃の自動化を成功させるためには、厨房という特殊な環境に合わせて、ロボットが最大限に「効く」設計をすることです。ここでは、実際のレストラン現場でも活用されている「導入効果を高める3つのポイント」をご紹介します。

① 洗剤併用が可能なモデルを選ぶ

 油の飛び散りやすい厨房では、水拭きだけでは限界があります。洗剤を併用できる掃除ロボットを使えば、頑固な油膜も浮かせて清掃でき、仕上がりが格段にアップします。

② 稼働しやすいエリアから段階的に導入する

 ロボットは狭い厨房の全域で完璧に動けるわけではありません。まずは通路幅のあるパントリーやバックヤードなど、比較的シンプルなエリアで試運転を行うのがおすすめです。

③ 清掃タイミングを人がいない時間帯に設計

 忙しい営業後や仕込み前に自動で清掃が進むことで、人手不足の対策や作業負担の軽減にもつながります。

このように、ロボットに「何を任せるか」ではなく、「どう使えば活躍できるか」という視点から工夫することで、導入効果は大きく変わります。厨房という難しい現場だからこそ、小さな工夫の積み重ねが、清掃の自動化を現実的な選択肢と変えていきます。

レストランでの清掃ロボット活用なら、ROBOTI

レストランでの清掃ロボット活用なら、ROBOTI

 ここまで解説したように、厨房の掃除をすべてロボットで自動化できる時代は、まだ完全には到来していません。しかし、「一部のエリアから使う」、「腰をかがめて行う床掃除や油汚れの拭き取りなど、人が敬遠しがちな作業から代替する」という発想に切り替えることで、着実に負担軽減が実現できます。

 そこでおすすめしたいのが、業務用掃除ロボットの導入支援サービス【ROBOTI(ロボティ)】です。 ROBOTIでは、ロボット本体のレンタルプランや現場に応じたモデル選定、導入支援なども行っており、「まずは試したい」「厨房に合うか確かめたい」という企業様にも好評です。

 実際、ROBOTIの掃除ロボットを導入いただいた飲食店の厨房では、夜間にロボットが自動で床掃除を継続し、開店前には清潔な状態を実現。また、油ハネの多いパントリーの清掃もロボットが実施することで、スタッフの負担軽減に貢献しています。

 厨房清掃をより効率的に、働きやすい空間へと進化させるために。 「清掃は人の仕事」という前提をいま一度見直し、掃除ロボットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ROBOTI編集部

【業務用ロボット営業担当】T.K

清掃・配膳など、業務用ロボットの分野で豊富な経験を持つ営業担当。各業界の人手不足やDX推進を背景に、ロボットの導入・活用の最新動向を発信。現場のリアルな事例を交えながら、実際の運用に役立つ情報をお届けします。

【業務用ロボット営業担当】T.K

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