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3Sとは?工場・現場における推進方法や成功につなげる3つのコツを解説
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3Sとは?工場・現場における推進方法や成功につなげる3つのコツを解説

2025.07.24

職場環境の改善を図るには「3S」を踏まえた対策が不可欠です。ルールの周知徹底と現場への浸透、従業員一人ひとりの意識向上を促す仕組みづくりが求められます。

今回は、工場をはじめとする現場における3Sとは何か、定義や目的、メリットを踏まえてまとめました。有効な戦略の立て方や、成功のコツも紹介します。

3Sとは

「3S」とは、頭文字に「S」がつく「整理」「整頓」「清掃」次の3つのキーワードを意味する用語です。当初は、製造業の工場における環境改善のための具体策として提唱されました。現在では、さまざまな業界のものづくり現場における基本理念として掲げられています。

まず、それぞれのワードの意味と対策のポイントをみていきましょう。

整理

「整理」とは、必要なモノとそうでないものを分け、不要なモノを処分することです。不要なモノがあふれていると、場所をとるばかりか、必要なモノがどこにあるのか分かりづらくなってしまいます。

また整理では、モノを捨てる基準を定めることも重要です。工場内の備品や在庫の使用頻度や必要性を踏まえ、不要なモノを適宜廃棄することで、業務効率の改善や適正な管理が可能になります。

整頓

「整頓」とは、モノの配置や保管場所を決めることです。あらかじめモノの所在を明らかにしておくことで、必要に応じてスムーズかつスピーディーに取り出せるようになります。

整頓のポイントは、使用頻度の高いモノはすぐに見つけられて取り出せる場所に、逆に滅多に使わないモノは別の場所へ移動させること。モノの使用頻度に応じて保管場所を変えることで、作業時のストレスおよび負担の軽減や業務効率アップ、探索による時間のロスの削減につながります。

清掃

「清掃」は、製造工場の管理の土台ともいえる重要な要素です。従業員のモチベーション向上および衛生管理の徹底に加え、取引先といった来訪者に対するイメージアップにも効果を発揮します。

製造工場における清掃作業は、主に「工場全体の掃除」「設備機器の保守・点検」の2種類です。具体的な清掃内容として、掃除機がけやモップがけ、什器の拭き上げ、ゴミ回収などがあります。作業場や通路、事務所といった工場全体の日常的な汚れの清掃と、設備機器の保守点検を行うことで、衛生・安全管理および製品の品質向上が実現するでしょう。

3Sと5Sの関係性

5Sとは、3Sに「清潔」「しつけ」を足した用語です。

第一に、3Sを徹底することで、清潔な環境が実現します。そして清潔な環境を維持・向上するには、3Sを業務の一環としてマニュアル化したり、独自の従業員教育や表彰などの制度を導入したりして、現場スタッフへ周知徹底することが必要だとする考え方です。

つまり、3Sは5Sのベースや前提となる業務や作業と位置付けられます。3Sを徹底すれば自然に5Sが整備されるため、整理・整頓・清掃に関する施策が重要となるのです。
なお、現場の清潔、およびそれを保つ取り組みを「クレンリネス」といいます。クレンリネスについては以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

クレンリネスとは?目標設定のポイントと現場の衛生管理を徹底する5つの具体策

製造工場における3S推進の目的

製造工場における3S推進の目的

3Sは、主に製造工場における以下7つの目的の対策方法として重視されてきました。

  • 安全衛生体制の徹底
  • 生産効率と品質の改善
  • ヒューマンエラーの防止
  • 稼働停止のリスク軽減
  • 在庫管理の適正化
  • 従業員のモチベーションアップ
  • 対外的な信頼性の向上

安全衛生体制の徹底

3Sの大きな目的の一つは、安全かつ快適で効率的な職場づくりです。整理整頓され、清掃の行き届いた職場に整備することで、不衛生による不慮の事故やトラブルが防げます。

生産効率と品質の改善

3S活動により、モノの在処が明確になるため、道具や備品を探すというムダな手間が省けます。業務効率がよくなり、より短い時間で多くの製品が生産できるようになるでしょう。

ヒューマンエラーの防止

整理整頓が行き届いた清潔な環境が保たれていれば、部品の取り違えや異物混入などによる不良品の生産リスクが低下します。従業員一人ひとりの意識改革にもつながり、作業をより丁寧に行うようになる効果が期待できるため、ヒューマンエラーが防げるでしょう。

稼働停止のリスク軽減

3Sを日常的に徹底することで、設備の不具合によるライン稼働停止の防止につながります。納期の遅れを未然に防ぐことで、取引先・顧客とのトラブルや、損害のリスクが軽減するでしょう。

在庫管理の適正化

不用品の処分により、保管スペースを確保できます。また、在庫を適正に管理できるようになるため、回転率がよくなるほか、過剰発注の防止および棚卸作業の工数削減が可能です。

従業員のモチベーションアップ

快適な環境を提供することで、現場で働くスタッフのモチベーションがアップします。また、作業時間の短縮による勤務時間の適正化にも効果的です。従業員ロイヤリティの向上につながり、積極的な3S活動への貢献や生産性の向上が見込めます。

対外的な信頼性の向上

3Sによる現場の美観の維持・向上は、対外的な信用度の向上にも効果があります。整理整頓された清潔な環境は現場管理が徹底されている証であり、取引先や来訪者にクリーンなイメージが与えられるでしょう。くわえて、高品質な製品が納品できるようになることも、信頼性と顧客満足度の向上に直結します。

3S活動のプロセス

3S活動のプロセス

ここでは、3S活動の進め方を5つのステップに分けて解説します。

1.目標設定

はじめに、自社における3Sの目標を設定しましょう。目指すべき目標と方向性を明確化し、それを現場に共有することで、認識のズレが無くなります。なお目標は、後の分析がしやすくなるよう、客観的な測定が可能な数値や成果を設定してください。

2.現状分析

次に、現場の現状を把握し、改善点を分析します。写真で確認するだけではなく、実際の現場の様子や声を調査することで、実態が明らかになり、改善点が自ずとみえてくるはずです。

3.計画立案・策定

現状分析の結果を踏まえ、3S活動の計画を立案します。具体的には、実施項目や手順を記したマニュアルやチェックリストを作成するケースが多いです。現場における担当者や実施頻度などもあらかじめ決めておけば、活動がスムーズに進められるでしょう。

4.実行

計画を策定したらプランを実行します。活動内容を業務フローに組み込んで標準化することで、品質の均一化と作業の属人化防止が可能です。

5.評価・改善

3S活動の達成度は定期的にチェックしてください。数カ月に1回程度を目安に、数値・指標や写真など、さまざまな視点から評価しましょう。そこから改善点を分析し、次の活動に活かすことで、PDCAサイクルを回せるようになります。

3Sの効果を上げるポイント

3Sの効果を上げるポイント

ここからは、3S活動の効果をさらに高める3つのポイントをお伝えします。

現場の当事者意識を高める

3Sの徹底には、現場で働く従業員一人ひとりの当事者意識を高めることが必要です。そして自主性の育成に効果的な方法は、現場にアイデアを募り、その意見を取り入れること。従業員が自ら考えたルールは、必要性を実感しているので目的意識が明確であり、自主的な取り組みが期待できます。整理整頓の基準や手順、業務フローへの組み込み方など、従業員の声を取り入れた仕組みづくりおよび改善策を立案しましょう。

業務の一環として定着を促す

3S活動は、業務の一つとして作業工程の一環として定着させることが大切です。一時的な取り組みはその場しのぎであり、真の環境改善にはつながりません。社内研修やスタッフ教育に3Sを組み込んで継続的に展開し、社内の文化として浸透させるよう心がけてください。

業務用清掃ロボットを活用する

3Sを手軽に維持・向上したいなら、清掃ロボットの導入をおすすめします。オフィスや現場の広範囲な清掃は、単純ながら重労働な業務です。業務フローに組み込むと従業員の負担が増え、新たに専門スタッフを雇用する場合は人件費増加の原因になります。さらに、スタッフごとの技術レベルの違いによる清掃品質の差も問題です。

ロボットならボタン一つで広範囲をスピーディーかつに清掃するため、従業員の負担が大きく軽減します。総じて清掃品質が高く、個体差もありません。導入コストはかかりますが、人を新たに雇い入れるために必要な費用と比べると圧倒的にリーズナブルです。補助金・助成金を申請したり、レンタルサービスを利用したりなど、予算に合わせてさまざまな導入方法が選択できます。

業務用清掃ロボットの導入は「ROBOTI」におまかせ!

工場・施設やオフィス、店舗などへの清掃ロボットの導入のことなら、すべて「ROBOTI(ロボティ)」へおまかせください。最適なロボットの選定から現場への設置、導入後の保守サポートまでワンストップで支援します。

導入前のトライアル(PoC)による導入効果の確認や活用法の提案、購入時の助成金・補助金申請に関する相談も実施中。購入のほか、レンタルも可能なので、予算や課題に応じて最善の導入方法が選べます。

3Sの徹底に貢献する業務用清掃ロボットの導入を検討している方は、ぜひ一度「ROBOTI」へお気軽にお問い合わせください。

ROBOTI編集部

【業務用ロボット営業担当】T.K

清掃・配膳など、業務用ロボットの分野で豊富な経験を持つ営業担当。各業界の人手不足やDX推進を背景に、ロボットの導入・活用の最新動向を発信。現場のリアルな事例を交えながら、実際の運用に役立つ情報をお届けします。

【業務用ロボット営業担当】T.K

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