
お掃除ロボットの使い方を徹底解説!機能の原理に基づくビジネスシーンの活用法則
2025.04.11
目次
フルオートで床を掃除してくれるお掃除ロボット。市場が急速に拡大し、ビジネスシーンにも多く取り入れられるようになりました。ただ、業務用お掃除ロボットはたくさんのメリットがある反面、環境条件によっては良さを活かしきれません。
そこで今回は、業務用お掃除ロボットの導入を検討している方へ向け、使いこなし術を徹底解説。お掃除ロボットの機能を最大限に活かせる使い方をお伝えします。
業務用お掃除ロボットの基本的な使い方

まず、オフィスや現場に業務用お掃除ロボットを導入した直後の流れを説明します。
1.本体を充電する
業務用お掃除ロボットの導入後は、まず本体を充電します。ロボット掃除機を充電器に設置したら、完全に充電されるまで待ちましょう。その際、水拭き対応のお掃除ロボットの場合は、タンクに水を補充してから充電を始めてください。
2.専用アプリをダウンロードする
次に、業務用ロボット掃除機の設定や管理のための準備として、パソコンやスマートフォンに専用アプリをダウンロードします。お掃除ロボットと専用アプリの接続にはWi-Fiといった無線で使えるインターネットが必要なので、あらかじめ動作環境を確認しておきましょう。
3.初期設定を行う
業務用ロボット掃除機と専用アプリの接続が完了したら、初期設定を開始します。登録する項目は、機種によっても異なりますが、一般的には清掃のルーティンとスケジュール、フロアの間取りや避ける場所などです。登録が完了すれば、あとは設定に沿ってオートで掃除を開始します。途中で管理設定を変えたいときにも、アプリを使って登録内容を変更してください。
業務用ロボット掃除機の仕組みを踏まえた掃除しやすいオフィスの部屋作り
業務用お掃除ロボットの機能をオフィスや現場で最大限に発揮させるには、スムーズに稼働できる環境整備が肝心です。ここでは、お掃除ロボットの仕組みを踏まえ、掃除しやすい部屋の作り方を解説します。

移動ルート上に障害物を置かない
お掃除ロボットの移動ルートに障害物があると、それを巻き込んで動作を妨げたり、故障の原因になったりします。したがって、お掃除ロボットの移動ルート上には、オフィス家具・設備やコード類、大きなゴミなどがない状態に整えてください。
フロア内の段差を乗り越える工夫を凝らす
大きな段差があるフロアは、ロボット掃除機の機種によっては乗り越えられない場合があります。一般的なお掃除ロボットが乗り越えられる高さは0.5〜1.5cm程度、登れる傾斜の目安は3〜5°が目安です。制限を超える高さまたは傾斜がある場所で稼働させる場合は、限度内のスロープを設置するほか、その部分のみルートから除外するなどの対策が必要です。またビルやホテルなど多層階の清掃では、上り下りやエレベーター連携に対応する機種を選ぶことをおすすめします。
オフィス家具や設備の下にある程度の高さを持たせる
オフィスや現場に物が少なくても、家具・設備の高さが低すぎると下を通過できない場合があります。特に、オフィス家具や設備などの高さが10cm以下の場合は要注意。チェアやソファ、シェルフなど下に狭い空間のできる家具・設備があるオフィス・現場では、高さのあるものに置き換えるほか、通過しやすいスリムなお掃除ロボットを選ぶとよいでしょう。
ステーションを適切な場所に設置する
ロボット掃除機を充電するステーションは、機体がスムーズに戻って来られる場所に設置する必要があります。オフィス家具や設備、座席などが密集している場所は避け、最低でも前方1m超かつ左右50cm以上の空間が確保できるスペースに配置してください。
ビジネスシーンにおけるお掃除ロボットの活用対策

オフィスや現場で業務用お掃除ロボットを活用するためには、次の5つのポイントを押さえて導入・運用しましょう。
- 事前にインターネット環境を整える
- 運用マニュアルを作成する
- 床の材質に応じて機種を使い分ける
- 定期的にメンテナンスする
- フロアの状況に応じて導入する台数や機種を決める
事前にインターネット環境を整える
お掃除ロボットの設定やアップデートの際は、無線でつながるインターネットが必要です。そのため、業務用お掃除ロボットの導入を決めたら、まずWi-Fiといった無線LANのルーターを設置しておきましょう。業務用お掃除ロボットの設置・設定の整備をサポートするサービスもあるので、不安なときは事前相談をおすすめします。
運用マニュアルを作成する
お掃除ロボットをオフィスや現場に導入するときは、実施方法やルールをまとめた運用マニュアルの作成が推奨されます。分かりやすいマニュアルがあれば、全スタッフがスムーズかつ正しく操作できるため、効率よく運用できるでしょう。
床の材質に応じて機種を使い分ける
ロボット掃除機を導入する際は、フロアの床の材質と相性のよい機種を選びましょう。床材によって適した機能が異なるため、選択を誤ると、機体が故障したりフロアを傷つけたりするかもしれません。例えば、フローリングには掃き掃除や吸引にくわえ、モップによる水拭き・乾拭きにも対応している機種が最適。一方、基本的に水拭き機能はカーペットに適していないので、モップがなく奥に入り込んだゴミやチリまで吸い取る強力な吸引力を備えたものがおすすめです。フローリングとカーペットのミックスなど、複数の床材があるエリアには兼用できる機種を導入してください。
定期的にメンテナンスする
ロボット掃除機といった多機能な電化製品は、日常的なメンテナンスが大切です。ダストボックスは容量がいっぱいになったらその都度ゴミを取り除き、ブラシをはじめとする消耗品類は1〜2カ月に1回を目安に取り替えましょう。定期的にメンテナンスすることで、性能や作業効率が安定するほか、寿命が長持ちして点検・修理によるダウンタイムの発生が防げます。
フロアの状況に応じて導入する台数や機種を決める
フロアの環境整備が難しい場合は、業務用お掃除ロボットを局所的に導入するのも一つの手です。汚れやすい箇所のみに利用するほか、人手と組み合わせて一部の作業のみ行わせるなど、自社の状況やニーズに応じて導入するとよいでしょう。また、お掃除ロボットには機種ごとに適した清掃範囲が決まっているため、フロアの広さや混雑状況などに合わせて複数導入することも検討してください。
業務用ロボット掃除機が家庭用より工夫されている点

お掃除ロボットには業務用と家庭用の2種類があります。「オフィスや現場で家庭用お掃除ロボットは使えないの?」という声をよく聞きますが、主に次の5つの理由から、ビジネスシーンには業務用が推奨されます。
- 清掃範囲が広い
- 清掃力が高い
- マッピング精度が優れている
- 日常的なお手入れがフルオートで完了する
- 多彩な種類から選べる
清掃範囲が広い
業務用お掃除ロボットは、機体がコンパクトなタイプでも広範囲の清掃に対応するため、広いスペースを隅々まで効率よく清掃することが可能です。また、エレベーター連携で多層階に対応する業務用お掃除ロボットもあり、オフィスや現場の状況に合わせて最適な機種が選べます。
清掃力が高い
業務用ロボット掃除機なら、掃き・床洗浄・吸引・水拭きなどの清掃がボタン一つで同時に実行できます。清掃スケジュールの予約や、清掃履歴の記録・確認も可能です。管理はすべてアプリで遠隔操作できるため、手間もかかりません。
マッピング精度が優れている
業務用お掃除ロボットのマッピング機能は、家庭用より高性能です。なおマッピングとは、フロアマップを記憶し、移動ルートを最適化する機能を指します。業務用お掃除ロボットは家庭用よりマッピングの精度が高いため、位置情報のズレや障害物などによる途中停止のリスクが最小限に抑えられるでしょう。
日常的なお手入れがフルオートで完了できる機種がある
業務用お掃除ロボットの中には、充電やゴミ回収、ブラシおよびモップの洗浄といったメンテナンス作業を自動で行う機種が存在します。浄水・汚水タンクの水換えもオートなので、日常的なお手入れはすべて自動で完了。オートメンテナンス機能を搭載した高性能機種を導入すれば、運用の管理工数が最小限で済むため、業務用お掃除ロボットの導入効果が見えやすいといえます。
多彩な種類から選べる
業務用ロボットには、大型のほか、小回りの利く小型・中型など多彩な種類が勢揃いしています。家庭用業務ロボットより選択肢の幅が広く、フロアの広さや店舗の規模に応じて選べるため、オフィスや現場に導入しやすいでしょう。
なお、こちらのコラムでは、業務用お掃除ロボットでなければできないことをまとめています。家庭用・業務用の違いをより詳しく知りたい方は、ぜひ併せてチェックしてみてください。
高性能で使い方カンタン!ビジネスユースに最適なROBOTIのお掃除ロボット3選

ここからは「ROBOTI」が提供する業務用ロボットのおすすめポイントをお伝えします。高性能かつ簡単な使い方の業務用お掃除ロボットをご用意していますので、ぜひご検討ください。
RACLEBO
業務用としては小型で、より高性能な機種を探しているオフィス・現場におすすめなのが「RACLEBO(ラクリボ)」。ブラシ・モップ・掃きを一度にこなす3段階清掃のほか、水拭きも可能です。
清掃範囲は最大300㎡。60分で100㎡の広さをムラなく均等に清掃するので、業務効率が格段にアップします。
3年間の無料補償、3年分の消耗品プレゼントなど特典も満載。充実した機能・サービス内容にもかかわらず、メーカー直販でリーズナブルに導入できます。
RACLEBO slim pro
底の高さの低いオフィス家具や設備が密集しているフロア・現場に導入するお掃除ロボットなら「RACLEBO slim pro」がおすすめです。サイズは通常より小型の直径33cm、高さはなんと8cmという驚きの薄さ。汚れが溜まりやすく清掃しづらい椅子や棚の下、業務用キッチンなどでも、止まらずきれいに掃除します。
清掃機能は吸引+水拭きに対応。カーペットからフローリングまでさまざまな床材が掃除できるため、1台でオフィス・現場のすべての清掃が完了します。
無料補償は2年間、2年分の消耗品プレゼント付き。トライアルも積極的に受付中です。
RACLEBO slim
「RACLEBO slim(ラクリボ スリム)」は、スリムなサイズ感のお掃除ロボットを探しているオフィス・現場にぴったりな機種です。サイズは直径32cm×高さ10cm程度なので、チェアやソファの下、狭い場所でもスムーズに清掃します。
サイズはコンパクトでも性能はパワフル。直径2cmの1円玉程度のゴミなら問題なく吸引可能です。
無料補償期間は2年間、2年分の消耗品プレゼントなど特典も満載。小型機種ではめずらしいトライアルも受け付けています。
まとめ
オフィスや現場に業務用お掃除ロボットを導入すれば、効率的にフロアが清潔に保てるうえ、清掃にかかる人件費を削減、コア業務に専念できます。多機能でも使い方は簡単、種類も豊富なので、ビジネスのあらゆるシーンにマッチするでしょう。導入の際は、床材やフロアの状況に合わせて選定したうえ、段差や障害物などスムーズな移動ルートを確保して稼働させましょう。