自社に合う機種ってどれ?配膳ロボットの5つの比較ポイント
2023.06.16 (更新日:2024.01.15)
目次
最近目にする機会が増えている配膳ロボット。しかし、初めて導入する際にはどのような点に着目して製品を選べば良いのか、わからないことも多いでしょう。そこで今回は、配膳ロボットの比較ポイントをまとめてみました。以下を参考に、自社に最適なロボットを見つけましょう。
自社に合う配膳ロボットってどれ?5つの比較ポイント
比較ポイント①:通過可能幅
ロボットによって、通過できる幅には決まりがあります。当社がラインアップする10機種では、通過可能幅が一番狭い機種で55cm、一番広い機種で80cm。25cmの差によって配送できる箇所や店舗に設置した時の存在感が大きく変わるでしょう。
狭い場所も通過できる機種は、客席フロアだけでなく、調理場にも入り、運搬作業などにも活用できます。狭い場所もスイスイ動くので、機動性の高さが評価され、飲食店(居酒屋・ラーメン店)やカフェなどで選ばれる傾向があります。
一方、このような通過可能幅が狭い機種はそれだけロボットのトレイサイズも小さくなり、運べる「量」が少なくなりますので、自社が何を重視するかによって適切な通過可能幅の製品を選ぶようにしましょう。
比較ポイント②:容量
ロボットによって運べる「容量」に差があります。当社がラインアップする10機種では、一番容量の小さい機種で20kg、一番容量の大きい機種で60kg。40kgの差があります。
運ぶ量が少ない店舗・施設にとっては容量の小さい機種で十分ですが、下げ膳として活用したい、大きめの荷物を運ぶ可能性があるという店舗・施設は運べる容量の多い製品を選ぶ必要があります。
比較ポイント③:トレイ数
一度に運ぶ量が多い店舗・施設では、トレイ数の多い機種が選ばれます。トレイ数の多いロボットは一度に複数の拠点への配送が可能で、工場の備品配送などに便利です。一回の配送指示で複数の配送を処理するので、業務効率の改善につながります。
比較ポイント④:トレイの大きさ
配送を予定しているものがしっかりトレイに収まるのかを事前確認することが重要です。配送物がトレイに収まらず、飛び出している状態だと、通行人にぶつかって落下するなどのリスクがあります。スリム形状のロボットはその分トレイも小さいことが多いので、しっかりお皿やお盆がのるかをチェックしてください。複数のお皿の配送やお盆・鉄板など大きめのものの配送を想定している場合には、トレイのサイズが大きい製品を選んでおくと良いでしょう。
加えて、トレイとトレイの間の高さもチェックし、配送物がトレイにのせられるのかをチェックするようにしましょう。トレイの高さが調整できる機種を選ぶと便利です。
比較ポイント⑤:デザイン
カジュアルでポップなデザインが多いイメージの配膳ロボットですが、ブラックなどのシックなモデルも販売されています。高級感のある施設にカジュアルなロボットを導入する、逆にファミリー層が多いカジュアルな店舗に高級感のあるロボットを導入してしまうと、雰囲気とマッチせず浮いた印象を与えてしまいます。自社の施設イメージに合ったデザインのロボットを導入するようにしましょう。
ファミリーが多いカジュアルな施設には、ロボットの表情が変化するような親しみのもてるデザイン、ホテルや医療機関などの施設には、白基調のシンプルなデザインやブラック基調のシックなデザインがオススメです。
他にもある!配膳ロボットのさらなる比較ポイント
価格
やはり導入時に気になるのはその費用。機種によって費用が大きく変わります。機能性が高い機種やサイズの大きな機種はその分費用が高くなる傾向にあるので、導入前によく検討しましょう。
充電方法
機種によって自動充電するタイプと有線ケーブルで充電するタイプがあります。充電する工数を削減したいという施設においては、自動充電の機種が人気です。
扉の有無
衛生面を重視したい飲食店・病院、機密書類を配送するオフィスなどにおいては、扉付きの機種が売れ筋です。
他 付帯機能
他にもお客様とのコミュニケーションがとれる機種、非接触で操作できる機種、エレベーターと連携して複数階へ配送できる機種など、多様な機能を備えた機種が販売されています。
自社でどのようなシーンにおいてどのような配送を実現したいのかを整理し、その特徴に合った製品を選ぶことが大切です。自社に最適な製品選びが、導入後の効果を最大化させることでしょう。
まとめ
- 配膳ロボットの5つの比較ポイント
①通過可能幅 ②容量 ③トレイ数 ④トレイの大きさ ⑤デザイン - 他にもある比較ポイント
①価格 ②充電方法 ③扉の有無 ④他 付帯機能
→自社に必要な要件を整理した上で最適な製品を選ぶと、配膳ロボットの導入効果を最大化できる