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清掃ロボット導入で介護施設はどう変わる?3つのメリットと運用のポイント
清掃ロボット解説

清掃ロボット導入で介護施設はどう変わる?3つのメリットと運用のポイント

2026.07.16

利用者の快適な暮らしを支え、24時間体制で温かなケアを提供する介護施設。その安心感の反面、多くの施設が深刻な人手不足と清掃負担に悩まされています。こうした負担を軽減する有効な手段として、今まさに導入が進んでいるのが業務用清掃ロボットです。しかし、いざ最終決裁となると「現場の運用をどう変えればいいのか」「スタッフの役割はどうなるのか」という具体的なイメージが湧かずに断念してしまうケースも少なくありません。

本記事では、介護施設に清掃ロボットを導入するメリットやロボットとスタッフの役割分担、既存フローの変更方法を詳しく解説。現場の負担を減らし、ケアの質を高めるための「失敗しない導入・運用」をご紹介します。

深刻化する介護現場の人手不足と清掃課題

近年、介護業界における人材不足は深刻化しており、日常的な清掃業務がスタッフの体力を削る要因になっています。厚生労働省が公表している「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」の試算によれば、2040年度には約272万人の介護職員が必要とされる一方で、約57万人が不足すると見込まれています。

このような厳しい環境下において、職員が本来の専門業務である身体介助や精神ケアに集中するためには、周辺業務の効率化が欠かせません。しかし、広大な施設の清掃は思いのほか時間と労力がかかり、スタッフの隠れた負担に。だからこそ、ノンコア業務をいかにテクノロジーへ委託し、人とロボットの協働を実現できるかが、これからの施設経営における鍵となります。

<コア業務>

具体的な業務内容
・身体介助
・ケアプラン作成
・レクリエーション企画

特徴
・専門知識と人間の温もりが必要であり、職員の手が必須となる領域

テクノロジーによる代替可能性
・代替不可(人の手によるケアこそが価値を生む)

<ノンコア業務>

具体的な業務内容
・居室の清掃
・共用部の清掃
・ゴミ集め
・リネン交換
・備品の補充

特徴
・体力的な負担が大きく、日々のルーティンとして時間を圧迫する領域

テクノロジーによる代替可能性
・代替可能(清掃ロボットなどの活用)

介護施設において業務用清掃ロボットができること

こうしたテクノロジーへの委託において、最も身近で効果を実感しやすいのが業務用清掃ロボットの活用です。実際の介護現場において、ロボットは具体的にどのような作業を代替できるのでしょうか。主な活用方法について詳しく見ていきましょう。

【共用スペース・廊下】広範囲のホコリ・ゴミの吸引

施設の長い廊下や、入居者が集う共用スペースのホコリやゴミの吸引は、ロボットが最も得意とする領域の一つです。車椅子や歩行器が行き交う廊下は、目に見えない細かなチリや髪の毛が溜まりやすく、こまめな清掃が欠かせません。こうした場所で清掃ロボットを定期的に巡回させることにより、人間の手を煩わせることなく、清潔な空間を維持できます。

面積の広いエントランスや開放的なロビーには、大型の清掃ロボットが真価を発揮するでしょう。たとえば大型モデルの「C30」は、業界トップクラスの強力な吸引力で大きなゴミから微細なハウスダストまで一網打尽。また、愛らしい猫型デザインで入居者からも愛されやすく、マスコットのような存在として親しまれます。

また、広範囲の水拭き清掃においては、「UFO CLEANER」がおすすめです。広範囲をスピーディーに水拭きするだけでなく、「掃き」「床洗浄」「吸引」「水拭き」という、4つのモードを一台に集約。床面に合わせて清掃機能が自動で切り替わるため、スタッフが手動で変更したり、機体をその都度止めたりする手間は発生しません。

【食堂・多目的スペース】食べこぼし・飲みこぼしの水拭き

毎日食事が提供される食堂や、様々なレクリエーションが行われる多目的スペースでは、食事の食べこぼしや飲み物のシミなどが日常的に発生し、放置すると床のベタつきや衛生面の悪化に直結します。これらを清掃ロボットに代替することで、汚れの蓄積を防止。施設の清潔さと入居者の安全を同時にサポートします。

テーブルや椅子が多いスペースには、小型清掃ロボットがおすすめです。ROBOTIが展開する「RACLEBO mini」は幅34cm・高さ8.9cmと圧倒的コンパクトサイズ。テーブルや椅子の下にスムーズに入り込めるため、スタッフが重い椅子を一台ずつどかす手間が一切ありません。また、回転式モップモジュールで質の高い水拭きが可能なため、シミなどの汚れもしっかり落とします。

清掃ロボットを導入する3つのメリット

このように、現場の床清掃を自動化し、常に清潔な環境を維持してくれる清掃ロボット。ここでは、清掃ロボットを迎え入れることによって施設側が享受できる、3つのメリットをご紹介します。

1.スタッフが専門業務に専念できる

第一のメリットは、清掃に費やしていた時間を、入居者の直接的なケアへと還元できる点です。これまでは、限られたシフトの中で「入居者が食事を終えた後、移乗介助に追われながら、床の食べこぼしを掃除する」「深夜に長い廊下をモップ掛けする」といったマルチタスクを強いられる場面が多々ありました。

しかし、床清掃をロボットに一任できれば、スタッフはボタンを押したり、ロボットが入り込めない場所のフォローをするだけ。利用者の話をじっくりと聞いたり、細かな体調の変化にいち早く気づける精神的なゆとりを持てるようになります。こうした心の余裕はケアの質の向上に直結し、職員の仕事に対するエンゲージメントを高め、離職率の低下にも好影響を与えます。

2.衛生環境向上による、入居者の満足度向上

第二のメリットは、24時間高いレベルの衛生状態をキープできることです。人の手による清掃では、どうしても担当者の熟練度や当日の介護業務の忙しさによって、仕上がりにムラが生じてしまいがちです。

その点、あらかじめ設定されたマップに沿って忠実に走行するロボットであれば、常に一定のレベルを担保。いつ訪問しても美しく保たれている施設は、入居者にとって心地よいだけでなく、定期的に訪れる家族や友人に対しても「管理が行き届いた安心できる施設」という印象を与えます。

3.施設全体のコスト削減

第三のメリットは、現在どのような体制で清掃を行っている施設であっても、運営に関わるトータルコストを引き下げられる点です。

<自社スタッフで清掃をしている場合>

自社スタッフが清掃を行う施設では、床清掃にかける時間が毎月「目に見えない人件費」として積み重なっています。たとえば、スタッフ4人が毎日1時間ずつ清掃に費やしている場合、人件費を時給1,500円と仮定すると、年間で約219万円もの労働コストを消費。この時間をロボットで自動化することで、コストのダイレクトな改善へと繋がります。

<業者に外部委託をしている場合>

外部委託をしている施設では、導入後、これまで業者に丸投げしていた「毎日の日常清掃」をロボットをロボットが代替します。業者への依頼は「数ヶ月に1回のワックス掛け」などの専門清掃のみに縮小されるため、サービスの質や現場の負担はそのままに、毎月発生していた高い固定費を大幅に引き下げることが可能です。

これで失敗しない!清掃ロボットの運用術

このように、ロボット導入におけるメリットが明確になると、次に気になるのは「実際に現場でどう動かすか」です。ロボットで最大の成果を上げるためには、事前に運用体制を整えておくことが不可欠と言えます。ここでは、スタッフが戸惑わずにスムーズな連携を生むための運用術を紐解いていきましょう。

【深夜やレク時間を活用】ロボットを軸にした清掃スケジュールの調整

導入にあたっては、これまでのスタッフ中心だった清掃スケジュールを、ロボットの稼働時間を中心とした新しいフローへと組み替える必要があります。たとえば、利用者が居室で就寝している深夜帯や、入居者がレクリエーションをしている時間帯を狙ってロボットを稼働。これにより、周囲が寝静まっている時間やスタッフがコア業務に集中している間に床清掃が自動で完結します。

【床はロボット、隙間はスタッフ】明確な作業範囲の切り分け

加えて、ロボットとスタッフの担当範囲の境界線を明確に引くことも重要です。ロボットは広い床清掃で高い性能を発揮する反面、段差のある場所や複雑な家具の隙間は得意ではありません。そのため、スタッフの役割を「ロボットのボタンを押すこと」と「ロボットが入れない場所のフォロー」だけに絞り込むのが理想的です。分担をシンプルにすれば、現場の混乱もなくスムーズな運用サイクルが回るようになるでしょう。

【+α情報】国や厚生労働省も推奨!間接業務のテクノロジーシフト

国が推進する「介護現場の生産性向上ガイドライン」において、スタッフの間接業務をテクノロジーへ委託することは、負担を減らし、ケアの質を高めるための最優先事項として位置づけられています。さらに近年では、政府の「省力化補助金」の対象に介護分野の清掃ロボットが追加されるなど、国を挙げた導入支援の動きも急速に加速しているのが現状です。

加えて、厚生労働省が公表している「ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業」の報告書によると、テクノロジーを現場に組み込むことで、職員の「直接介護」や「巡回・移動」の時間が10%〜14%以上も効率化・減少。今やロボットの導入は急務と言えます。

【まとめ】人とロボットの協働で、持続可能な施設経営へ

少子高齢化に伴う深刻な人手不足の中、介護施設の運営を持続可能なものにするためには、限られた人的リソースを最も価値あるケア業務へ集中させなければなりません。床清掃をロボットに委ねることは、単なる自動化ではなく、入居者の快適さと職員の健康を守るための前向きな業務改革です。

ただ、いざ具体的に検討を始めると「既存の清掃フローに組み込めるのか」「狭い居室や食堂で使いこなせるか」といった不安がつきものです。ROBOTIでは、そうした施設のリアルな悩みに寄り添い、ロボット選定から新しい清掃フローの構築までトータルでサポートします。

たとえば、公式サイトにある料金シミュレーションページでは、清掃面積やスタッフ人数など4つの基本項目を選ぶだけで、最短10秒で具体的な削減効果を可視化。さらに、現場の状況に合わせた最適な機種提案や無料トライアル、導入後の運用サポートまで一貫して対応しています。自社にとっての最適な清掃の形を見つけてみたい方は、ぜひお気軽にROBOTIまでお問い合わせください。

ROBOTI編集部

【業務用ロボット営業担当】T.K

清掃・配膳など、業務用ロボットの分野で豊富な経験を持つ営業担当。各業界の人手不足やDX推進を背景に、ロボットの導入・活用の最新動向を発信。現場のリアルな事例を交えながら、実際の運用に役立つ情報をお届けします。

【業務用ロボット営業担当】T.K

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